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2011年6月19日 (日)

たしかに~キミは~変わった~♪ ToLOVEるダークネス連載第8回

ジャンプスクエア(SQ)7月号のToLOVEる-とらぶる-ダークネス第8話は「A Man? Woman? ~変わり行くもの達~」。

110619riko

イラスト描くのに悩んで記事がずいぶん遅れてしまいました;

「あの」美少女(?)がダークネスに初登場です。男性主人公の女性化に若干の抵抗がある私にとっては、ちょっと感想に困る場面もある回になりましたが(^^;

上のイラストではリコをあまり女性的でないポーズに描きました。心は男のリトのままなのだから仕草まで女っぽくなり過ぎてはおかしいかな?と思ったので。もう少し動きを出したくてアレコレいじったのですが、どうしても「美少女」っぽいテンプレな仕草になってしまうので難しかったです。

さて物語は冒頭、「金色の闇」の行動に思いを巡らせる「マスター」の独白からスタートします。

ハッキリとは描かれていないので居場所は不明ですが、高層マンションの一室なのでしょうか。ガランとしたフローリングの床の部屋の窓際(?)に立つ姿は、ヤミやメアとそう変わらない少女のように見えます。ただ、黒いキャミソールと長い黒髪が闇の世界の黒幕っぽい不気味さを醸し出していますね。

メアを人と触れ合う生き方に誘おうとするヤミの意図を知り「やり方を変える必要がある」と語るマスター。敵をぶつけてヤミの闘争心を煽るこれまでの力押しの作戦から、「兵器」としての自らの宿命をヤミに自覚させる手段にシフトするつもりのようです。メアの内に宿る闇の深さが、ヤミにそれを促すはずだというのですが…。とりあえずシリアスにキメてくれたマスターのお役目は、今回は2ページで終了(笑)。

場面は変わって彩南高校のいつもの日常の光景。いつも通りにナナと語らい合うメアは、ヤミとごく普通に挨拶し、以前と違ってクラスの他の生徒との会話の輪にも加わっています。その様子を見ているモモは、前回のナナ救出の際に見せたメアの殺気を思い出し、警戒を解くことはできません。何しろ正体不明の黒幕を背後にヤミを殺し屋の本分に立ち返らせようとするメアは、モモにとっては今やヤミ以上に、リトの安全とハーレム計画にとっての脅威なわけですね。
一方でメアの方も、さりげなくモモを意識して見ています。チャラ男風男子生徒の誘いを内心(うわウザッ!)と辟易しながら、思い切りネコっかぶりな営業スマイルで当たり障り無く断るモモの様子を窺っているメア…。

ところでマスターに続いてヤミも、挨拶のシーンの2コマで今回は退場です。ヤミはいつものように袋に入れて抱えたタイヤキをパクつきながら歩いていますが、今のヤミは彩南高の生徒ですから学校の廊下でコレは風紀委員の唯に怒られそうな気が…(^^;

さて続いて同じく彩南高校の校庭。昼休みでしょうか、ペロペロ飴をなめたりジュースを飲んだり、それぞれにくつろぐメア・ナナ・春菜の前を、ルン(RUN)の水着ポスターを抱えてトリップ気味の校長が大はしゃぎしながら駆け抜けていきます。

「心の目で見ればこんな水着無いも同然だもんねheart02

相変わらず流石ですねこの人は。ここが高校の校庭で本人がここの校長でなければ、ですが…。

アイドルで彩南高の生徒でもあるルンのことを知らないメアに説明するナナですが、宇宙人である事ばかりか男女の性別が入れ替わる体質までカミングアウトしてしまいます。彩南高校ではわりと普通に知られているみたいだからいいのかな…?アニメ版だと一般のファンも知ってることになってはいましたが。

ここでナナはルンと変身後の男性人格であるレンのことを「双子」だと語っていますが、ルンたちメモルゼ星人は一人の身体と人格が男女間で入れ替わる設定ですので、正確には双子とはいえません。ナナにすれば双子だと思ったほうが分かりやすいのでしょうか。実際二人居るようなもんですし…。

ここで「男女が入れ替わる」という意味がピンとこないメアに対し、どこで聞いていたのか後ろから唐突に顔を出したララが、性別を転換させる発明品「ころころダンジョくん」を使ってリトを女の子にしてみせます。梨子(リコ)の姿になったリトに驚き、興味津々のメアですがリトは当然ながら大迷惑。元に戻すよう要求しますが、なんとダンジョくんが電池切れ。メカの効果が切れるまでリコとしての身体で過ごすハメになったリトは、タイミング悪く遭遇した猿山から逃げだし、そのままララと共に早退してしまいます。

教室では突然姿を消してしまったリトとララを訝しんだ唯が、里紗から「駆け落ちとかだったりして」とからかわれて動揺しまくりです。一つ屋根の下で暮らしてて駆け落ちもないものだと思うのですが、その場にいた春菜も心穏やかでいられない部分はあるようで、(自分も一緒に早退してしまえば良かったかも…)と、規範意識から逸脱しきれない自分の性格を少し疎んでいるような心情描写がされています。そういう真面目なキャラが春菜の魅力でもあるのですが、劇中で動かしにくい要因でもあるのでしょうね。春菜の自虐的なモノローグは、何となくですが作者のお二人のつぶやきを代弁したギャグのようにも感じられます。

この場面でもう一つ面白いのは、唯だけでなく男子クラス委員の的目あげる君が里紗のセリフに反応している事です。WJ連載時代にもバレンタインデーに闘志を燃やしていたりする彼は、クラス委員のお堅いイメージとは裏腹に、意外と男女のスキャンダルに敏感なようです。あるいは単にクラス委員としてクラスの風紀に関わる問題と認識したのか、個人的にララに関心があるのか…。

舞台は結城家へと移ります。ミニスカートにミュールという扇情的なスタイルでランドセルを背負った最強小学6年生の美柑が帰宅すると、そこには女性化してメイド服を纏った兄という、さらにシュールな存在がお出迎えしていたのでありました。リコの可愛い装いを見たいというメアのリクエストに応えて、ララが無理矢理に着せたらしいのですが、そのメアは唐突にリコに抱きついて胸をモミモミ、舌でペロペロ。美柑は呆気にとられて見ている事しかできません。

(何かリトの周りにまた変な人が増えてる……)

どよ~んとした表情で心の声を漏らす我らが美柑たま。従来、こういう演技は正ヒロインのものかと思っていましたが、さすがに作者公認の内縁の妻ポジション。美柑はララや春菜に代わって、ヒロインの気苦労を一身に引き受ける妹キャラとなったようです。頑張れ美柑。俺は最後まで見守っているぞ!

その騒ぎを横目で注視しながら、モモはリビングで携帯ゲーム機を操ってセリーヌの相手をしています。元来が植物であるセリーヌとダイレクトに意思疎通できるのはモモだけですので、ゲームのレクチャーとかには好適ですね。

そのセリーヌは、美柑が出した紅茶をメアが角砂糖てんこ盛りに入れて飲もうとするのを物欲しそうに眺めていて、メアから飲んでみるように勧められます。喜んでカップから砂糖漬け紅茶を啜るセリーヌですが…。さすがに想定外の甘さと喉ごしだったのか、心配するリコに向けて飲んだ紅茶を吹き出してしまいます。

はずみでナナを押し倒してしまうリコ。とっさにナナを気遣うリコではありますが、胸のサイズの差をあてつけられたと思ったナナは涙目でリコを平手打ち。ナナひどいよナナ。相手は今は女の子なのに(^^;
ナナには慎ましい大きさの胸に魅力を感じる者も居ることを全力で教えてあげたいですな。

さて、セリーヌに吹きかけられた紅茶の為に糖分で全身ベッタベッタになってしまったリコは自室で着替えようとしますが、自分の身体であっても女体には慣れない為、服を脱ぐのも一苦労。そこへ何時の間にかノックもせずに部屋に入り込んでいたモモが…。というかこの作品のキャラはノックしろしろと言われながら、実際にドアをノックしているのを一度も見たことがないような気もしますが。

客のメアが帰ったので、メアについての不審な点をリトに相談する為に部屋に来たようなモモではありますが、会話をしながらその手はリコの身体を這い回り…。

「せっかくの機会なので女のコの身体の秘密を教えて差し上げようかと」

どっちが本当の用件なのか分かりません(笑)。ここのシーンは色んな意味で実況と解説に困るので、未読の方はSQを読んでみてください。リコが本当は男であることが気にならなければ、少年読者向け一般雑誌としてはギリギリ土俵際の描写を堪能できるでしょう。

ところが「私たちこれからイイトコロ~」で邪魔が入るのが一般誌の常で限界でもあります。

「へーっ それが本当のモモちゃんかぁ♪」

完全に虚を突かれた格好のモモが声の方を振り向くと、2階だというのに窓から二人を見下ろしているメアの姿がありました。最近リトとモモが自分を警戒している事を察していたメアは、帰ったフリをしてモモが普段自分の前では見せない顔を見せるのを待っていたのです。第3話において精神侵入の能力でバスルームでのモモとリトの一件を知ったことを明かしたメアは、動揺するモモに対し会話の主導権を握りますが、「何が望みか」と問うモモに「二人のことを気に入ったから仲良くしたい」と答えます。

モモがその言葉をそのまま真に受けるわけもなく、「それはあなたの意志かそれとも"マスター"の意志か」と続けて問いますが、メアはメアで「…どうかな?」と、はぐらかしてみせます。
相手の真意も黒幕の正体も分からない以上、話を合わせて接触を続けるのが得策と考えるモモ。

「仲良くしましょ。学校生活は楽しくないとね」

「素敵heart01

お互いに本音は秘めたままなのを承知の上での手打ちです。モモ黒いよ黒いよメア(^^;
一方でそんなシリアスな駆け引きの最中、リコは今度はメアに身体を弄られまくって女性としての悦びを堪能し続けて(?)おりました。さらには交渉成立したモモも加わってのペロペロ合戦。これ以上はマジヤベェよ、と誰もが思ったその時、ころころダンジョくんの効果が切れて…。

やはりノックはしないのがデフォルトの小学生ヒロイン美柑が、そろそろ元の身体に戻ってるんじゃないかと言いながらドアを開けると、そこには女物のショーツ一丁の兄リトと二人の美少女がベッドの上で絡み合っている退廃的な光景が…。そりゃ、さすがの美柑の目も点になろうというものです。
すでに超越しちゃってるララ、自らは思うように動けない春菜、その両正妻候補に代わってラブコメヒロインらしいリアクションを引き受けた苦労人の美柑さんに全員が叱責され、その騒動の渦中の結城家に歩み寄る意外な人物が…というところで今回は幕。

その人物とは序盤の水着ポスターでも話題だったルンなのですが、うっすら涙を浮かべた寂しげな表情で、なにやらワケありのご様子。なにかとトラブルメーカーにもなるルンですが、こうしてると実に可愛らく、次回のお話が気になります。6月号での矢吹先生の作者コメントから考えて、ここしばらくはハーレム計画とダークネス計画を横軸にして各ヒロインにスポットを当てる話が続くのかもしれませんね。

やや腹黒でリトに積極的に迫るキャラをモモに、性転換キャラをリコに、という感じでお株を奪われてしまっている感もあるルンですが、次号ついに逆襲開始か!そしてレンはダークネス初登場を果たせるのか(笑)。SQ 8月号に期待しましょう。

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